越前漆塗り・漆器の専門店。
家族ならではの温かみのある漆器を作っています。
Product By 越前漆塗り・漆器の専門店 KINJU 錦壽

KINJUスタッフブログ

漆の木の植樹をしました

一本持って
苗の植えた場所
いつも野菜を作っているところの端に漆の木を植えました
今日は小雨が降っていたので丁度根が付きやすいかと思いやりました
ちょっとカッパが派手でした(なにかのイベントに参加してもらったもの)
植えている様子

漆の木の苗が到着

漆の苗
半年前に岩手県の二戸の森林組合に漆の木の苗を20本注文して やっと届きました
もっと早く欲しかったのですが、昨年電話した時に、予約して半年以上後に届けることになるとの話で予約しました
今回実験的に植えて、要領を得たら毎年増やしていく予定です
漆の苗1本

鮨幸さんが日経新聞に

今日の午後、自由が丘の鮨幸さんに行きました。
今年の春にカウンターの漆塗りの修理を依頼されて半年以上かかったのですが
やっと仕上がり昨日 福井の工房から鮨幸さんに送ったのですが、こちらの作業として梱包を広げてカウンターを出し、今使っているカウンターと取替えて、またこれを福井の工房に送るということが大変だと判断したので昨日 野村萬斎さんの狂言を見に東京に来たので、今日、鮨幸さんに午後から行って、取り付けと今使っているカウンターを梱包して福井に送る手配を家内と二人でしました。
仕込みの為に数人おられ、そこに親方も来られましたら日経新聞が来たかと話しておられ、私にその新聞を見せて、大竹しのぶさんが出ておられる記事に鮨幸さんと親方の写真が掲載されており、17年間の付き合いとの内容が書かれてありました。
本当によく来られるのですかと問うと、親方は本当だよと言われました。
私を鮨幸さんに紹介した方の話でも、すごく芸能界の方が多いところで、なんでも
その季節が一番旬だという食材しか出さない店でお客さんが欲しいと言ってもその食材が一番美味しい季節でなかったら出さないというこだわりの店と聞いていましたが、確かにその雰囲気は感じました。
よくグルメでテレビに出たり、芸能人が来られると主人と一緒の写真やサインの色紙が店内の壁に飾った店をよく見かけますが、この店は芸能人が多いのに一つもその手の写真やサイン色紙がないのでスッキリとして店内でした。
そのことを主人に話しすると、ニャッと笑って、何も言われませんでした。
いい店と出会ったなぁと思いました、夜に自宅に戻りました
戻って自宅の日経新聞を見ると同じ記事でしたのでデジカメで撮りました
下記の写真が記事です
日経新聞
鮨幸さん
親方の前の鮨がのっている朱色が漆塗りのカウンターです。
3年前に他の所で塗ってもらったカウンターですが、傷んできたので塗り直して欲しいと依頼がありました、今日は写真にのっている朱色のカウンターをはずし、
別のカウンターを塗り直したものを福井から到着してセットし、写真の朱塗りを福井に送り、また何ヶ月後に修理 塗り直して納める予定で、その時もまた到着時に来ようと思いました。

萬斎さんの狂言

一部は磁石という古典的な狂言でした
二部は新しい狂言というか現代的にアレンジしたもので新しく模索してチャレンジされている姿勢が強く感じました
その間 私は色々な事を考えながら見ていました
観客からは笑いも多く受けはよさそうでした
確かに色々なチャレンジは必要だと思いましたが
なんか変えてはいけない部分と変えてもいい部分があると思いますが それをはっきり区分けしての作なのだろうか
昔の言葉使いを現代の言葉で話した時に 意味は同じとしても 音 響きは異なる
日本語はすごく深いものがあるので深い洞察が必要と思う
なかなか日本文化を深く理解する勘所が鈍っている時代だと思われる
ならば 昔から続いている形を崩さずに次ぎの時代に継承していく必要があると思う
次ぎの時代かその次ぎの次ぎの時代かも知れないけれど その文化の深さをキッチリ理解し キッチリ継承して再現して頂くことを期待して今 精一杯のことをしておくべきだと思った
これは狂言に限らず 私の仕事の漆器でも同じ事が言えるし 伝統工芸 伝統文化のものはすべて同じ事が言えると思う

狂言を見に三軒茶屋へ

午後自宅を出て東京に着きました
世田谷のパブリックシアターで野村萬斎さん、万作さん出演を見にきました
東京に住む妹が予約席を取ってくれたので来ました
家内が萬斎さんのファンなので二回目、私は初めてきました
7時から開演のようです

光ちゃん

次女の春菜の長男 光輝君です

日和ちゃんです

ひより

長女 みゆきの長女のひよりちゃんです
今日は保育園迎えに行き寺中に来ました

赤色の漆

朝塗ったオレンジ色の漆が予想以上に早く乾いたので赤色の漆を塗りました。
業界では赤口とか本朱とかいう漆です。
今日は天気がよく暖かい日で温度も高かったので乾きがいいのでしょう
でもこんな日は危険が一杯なのです、漆の厚みのある部分がちぢむことがよくあるのです、するとそれを直すのに塗りより二倍の手間がかかってしまいます。
ですから、温度も湿度も高い梅雨などは1週間仕事を休む塗り師もいます
赤色の漆

オレンジ色の漆を塗りました

ついに赤い色に入ってきました。
オレンジ色の漆は洗朱(アライシュ)という漆で昔から使っている漆です
オレンジ色の漆

黄色の漆を塗りました

黄色の漆
さすがに黄色を塗るとムロの中も雰囲気が変わりますね
漆でこんな色って出るの ? と言われてそうですね